「コーチングスタッフの気持ち、選手知らず」とはこれ如何に

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     公式戦がスタートして3週間。インシーズンの1日1日の重みって結構すごいものがあります。試合終了後、10時間も経たないうちに顔を合わせた昨日朝のコーチとスタッフ達。それぞれの顔や雰囲気にはやはり疲れの色がにじみ出ていました。

     

     一つ勝ったら吹っ飛ぶ疲れ。一つ負ければ「どうすればいいんだろう」と悩む。大の大人たちが一試合毎に大きく揺れるのが公式戦なんですよね。

     

     この日もコーチ陣は前日の試合のレビューミーティング。メディカルトレーナーは訪れた選手たちのトリートメント。S&Cはノンメンバー・バックアップメンバーのストレングストレーニング指導。

     

     ミーティングを終え、ひと段落したランチ後。珍しく大きな欠伸をしている外国人コーチに、

    「昨日はあんまり寝てないの?」と何気なく聞いたら、
    「いつもどおり。基本試合当日の夜はあんまり眠れないからなぁ。昨日もトイレに立ったら前半のスクラムの場面を思い出して腹が立って、腹が立って…」と独りごとみたいに答えました。

     

     いつもは豪快かつ奔放なイメージのそのコーチ。そんな様子の彼が、当たり前ですが日々身を削り心血を注いで現場に立っている。その一面を垣間見ることができて、何だか嬉しいような、愛しいようなそんな思いに駆られました。

     

    やんちゃな幼い子供に親の気持ちがわからないように
     どんな仕事でも真剣に取り組んでいれば、他の人にはわからない気持ちがあるものでしょう。プロとして年間契約をし、家族と離れて時には自分の国も離れて勝負をするアスリートスポーツの現場であれば、ことさらにその感情は理解されないものだと思います。

     

     選手一人ひとりも有限である現役生活を有意義なものにしよう、と必死なのは間違いありません。少しでも太く、長く現役生活を全うしたいとものすごい重圧の中でプレーを行っているものです。

     

     ただし彼ら、彼女らが生きている世界の中心は彼ら、彼女ら自身。どれだけ成熟したプロ意識の塊のような選手でも、現役時代はいうなれば「やんちゃで元気な子供たち」のようなもの。

     

     そんな選手を中心に考えて、励ましたり叱責したりなだめたりするコーチやスタッフが、日々どれだけの時間や労力を割いているか、はアスリートたちの想像の範疇をはるかに越えていると思います。

     

    「まるで小さな子供を持つ親みたいなもんだね。」と拙い英語で伝えると、前述したコーチは
    「そんなもんだよ!」と苦笑いをしていました。

     

     ある技術コーチは、自宅で寝ていてパッと目を覚まし、閃いたとのこと。
    「そうだ、次の試合はエッジまで運んで、2回当てたらバックス2人と…」と声をあげてしまい、横で寝ている奥さんから、
    「もうやめてよ、この変態!」となじられたそうです…

     

     これは笑い話ですが、一つのチームの中で、選手だけでなくコーチやスタッフが一試合にかける思い。大きな責任感と緊張感は実の家族にさえ理解しがたいものです。

     

     人生で味わう機会がなかったかもしれないような貴重な経験。それを体験できている感謝でいっぱいですが、だからこそ中途半端な関係者にわかったようなことを言われるのが、本当に悔しいもの。

     

     一つの現場にどっぷりと入り込まないと共有できない「割り切れないこと」。想像力を働かせて、もう少しこの感覚を理解してもらえたら、外野で偉そうに理論的なAやBを語る専門家は減るはずなのになぁ…。

     

     疲労困憊の自転車での帰り道、ちょっと心が「けば立っている」のか、そんなことを感じながらペダルを踏みこんだのでした。…なんかまとまらない話でごめんなさい。

     

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


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