矢面に立つことの勇気を感じられるだけの想像力を持とう

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     3年ぶりのMLBオールスターに選出されたダルビッシュ有投手。彼が記者会見の席でまた持論を話したことが記事になっていました。

    それがコチラ→ ダル、米球宴で日本球界へ警鐘鳴らす 「全部のレベルで指導者が変わること」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000521-sanspo-base

     

     野球を愛する一ファンとしては、ああ、耳の痛いことを常に発信しているなぁ、すごいなぁと心底感心しています。

     

     これ、発言の細かな内容を挙げて賛成や反対したり、挙げ足をとったりするのは簡単な事なんですよね。まずはこれだけの実績があり影響力のある選手が、自分にとっては直接的な利益を伴わない、ともすれば批判的な声や好奇の視線にさらされる可能性がある問題提起を、堂々と発信してくれること。

     

     そのことこそが真に意義がある事なのだと思うんです。

     

    矢面に立つことはたやすいことではない
     自分がアスリートスポーツのチームに所属し、シーズンを通してのトレーニングやコンディショニングを決定できる立場で関わらせてもらう事は、大きな充実感を伴います。

     

     自分なりに「ストレングス&コンディショニングのあるべき姿」を理想として掲げて、その都度悩んだり、挫折を味わいながらも学び続けてきたことを仕事にできて、且つ責任のある立場でアスリートを指導できる。

     

     本当にありがたいし、お金には代えられないやりがいも感じることができます。

     

     その一方、自分がリーダーシップをとりトレーニング部門の責任を負うというのは、想像を絶するような大きな重圧です。常に研鑽を積み、現段階でベストと思える最高級に近いベターを考えて行動している自負はありますが、「完璧だ」、「正解だ」なんて感じられたことは一度もありません。

     

     試行錯誤の中で知識と経験、感覚を総動員して「こういった方向性のはずだ!」と信じられたものを、チーム全員の前でさらけだす。

     

     弘田にとっては、トレーニング部門に関してはそういった覚悟が必要だし、そんな風に矢面に立つことが必須なんですよね。

     

     ところが、往々にしてこんな風に「矢面に立つ」経験を持ったことのない人たちは、平気で「後だしじゃんけん」的な発言をするものです。

     

    「あんなふうにいうけどさ、俺だったら〇〇を重点的にやるなぁ。あの人、ああいうトレーニング、本当に好きなんだよ。うちに本当に必要なのは、もっとこういうものなのにさ。」

     

    「ダルビッシュ、いろいろ立派な発言をしているけど、ちょっと筋肉をつけすぎだろ?けがをした原因もそういうところにあるんだよ。やっぱりトレーニングでつけた筋肉は不自然で、野球で身につく『柔らかい筋肉』じゃなきゃ駄目なんだよ!」

     

    …こんな主旨の発言、していませんか?

     

     文字にしておこしたら、赤面してしまうような厚顔無恥なこと。誰しもが経験できることではないので無理のないことではあるのですが、自分の中に「自律した想像力」が欠如していると、こんな姿勢になりがちなのではないでしょうか。

     

     意見の是非や生き方そのものの好き嫌いではなく、この部分の覚悟を持ち自分自身で責任をとれるからこそ、堀江貴文さんや佐藤優さんといった方たちは我々とは一線を画しているのだと弘田自身は感じています。

     

     居酒屋の一席のサラリーマンの愚痴のような発言は、少なくとも覚悟を持ってトレーナー業種に挑みたい人たちにとっては全くの時間の無駄。

     

     自分の行動や意見にしっかりと責任を持ち、環境因子で姿勢を変えることがないように、「きちんと矢面に立てる」人材になってほしいと思っています。

     

     ダルビッシュ投手の発言に端を発し、考えをまとめていたら勝手に熱くなってしまいました(苦笑)。

     

     40を越え丸くなってきた自覚のある自分もこの部分の覚悟はしっかりと持ったまま、自分の仕事に誇りを持って臨んでいきたいと思っています。…弘田、それ、後だしじゃんけんになってるじゃん!と気がついたら、絶対教えて下さいね…。

     

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


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