ラグビーと野球の文化を比較すると

0

    Thank you for visiting here!
     先日久しぶりに社会人野球の練習に参加した時に普通に感じたこと。それが、

    「野球の練習って長いなぁ…」

    というものでした。

     

     長年野球一筋であり、コンディショニングコーチとしても野球現場にどっぷりだった弘田。正直、典型的な野球の練習スタイルや練習時間に何の疑問を抱くことはなかったんです。

     

     それが所属していたプロ野球チームに外国人監督が就任したことから、ずいぶんと練習の合理化が進められました。

     

     ああ、こういった工夫をすることでトータルの時間は大幅に短縮させるし、集中力も維持できるだろうなぁと当時は感心したものでした。

     

     ところが2014年のシーズン途中から現在も所属する社会人ラグビーチームに合流した後、その文化の違いに衝撃を覚えました。

     

     ウォーミングアップ時間を10分もらっていたのですが、これが1分半オーバーした、といって外国人の技術コーチに怒られたり、チームアップを8分に出来ないのか、といって2分カットするように依頼されたり。

     

     時間に対する概念が全く違ったんです。

     

    時間が決められているスポーツと無制限のスポーツの大きな違い
     特にここ10年ほどの傾向のようですが、ラグビーにおいては練習時間をいかに短く、効率的に、高強度にできるか、という方向にシフトしています。

     

     トップリーグにおいても1回のセッションで2時間を超えることは本当に数えるほどしかなく、平均すると90分ぐらいのセッションのところが多いと思います。

     

     もちろんこの時間以外に、30分から45分ほどのストレングストレーニングのセッションや20〜30分程度のスピードセッションが設けられているのが普通ですが、これらの間には1〜3時間ほどの休息時間があります。

     

     ガッと集中して1つのセッションを行い、きちんとレストを入れたうえでまた次のセッションを全力で行う、という風潮なんですよね。

     

     GPSがより高機能になり、実践的なデータが集まってきたことで、実際のラグビーの試合時に必要な強度やスピード、ワークレートやトータルの走行距離などが明確化。2017年現在はその数値を基にして効果的な練習を行っていこう、というのが一般的な方向性といえます。

     

     特に必要とされるワークレートを為すためには、練習間の時間のマネジメントなどもとても大切。本当に分単位で練習プログラムを決めていく方が効率的なので、自然時間に対する意識が高くならざるを得ません。

     

     それに対して野球は時間無制限のスポーツ。北海道日本ハムファイターズの中島選手のように平気で10球以上ファールで粘るような野手がいたり、5点以上が入ったりするビッグイニングがあれば、5回終了時点で2時間を越えるような展開もざらにあるんですよね。

     

     だらだらさせることなく、効率的な練習を確立したりプログラムを簡素化しても、1分2分をマネジメントするような感覚までには至らないわけです。

     

     またキャッチャーのように、投球を捕る、キャッチングやスローイングの練習、走塁練習、自身の打撃練習とすべきことが多いポジションは、キャンプ中などはどうしても長時間の練習をこなしていくことになる、というような違いもありますよね。

     

    野球の現場に耐えられるの?
     知人のトレーナーとの会話の中で、ごくごく素朴な疑問というか不安として挙がったのが、
    「ラグビーの時間間隔に慣れてしまった今、果たして野球の現場のお仕事をする機会があった際、適応できるのだろうか?」
    というもの。

     

     当たり前のように朝から晩まで、365日のうち330日ぐらいはそんな野球漬けの仕事をしていた10年前。今となっては当たり前のようにそんな生活ができるか、というと甚だ疑問(笑)。

     

     今後、ラグビーや野球以外のスポーツ現場に関わる仕事をさせていただく場合でも、こんな新鮮な文化の違いを感じることがあるんだろうなぁ…と楽しみ半分、不安半分といった気持ちです。

     

     やはり、飛び込んでみないとわからないことってたくさんあるんですよね…

     

     最後はとりとめのない文章になってしまいましたが、改めてラグビーと野球における文化の違い、特に時間の概念について書いてみました。

     

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


    コメント
    野球の練習時間は日本の残業とイコールのような感じがしました。
    いいとか悪いとかの価値観じゃなくて、野球の練習時間ももっと短時間に集中してできるようになることは、日本人の働き方に影響するような気がしました。
    むりやりこじつけてるような気もしますが、、、、すみません。
    • ようはっぱ
    • 2017/07/10 8:32 PM
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << July 2017 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recommend

    姿勢チェックから始めるコンディショニング改善エクササイズ (TJ Special File 6)
    姿勢チェックから始めるコンディショニング改善エクササイズ (TJ Special File 6) (JUGEMレビュー »)
    弘田 雄士
    弘田の初著作出版!評価法としての立位姿勢の見方を詳しく説明しています。

    recommend

    成功する人の考え方
    成功する人の考え方 (JUGEMレビュー »)
    加地 太祐
    WEB記事で紹介され、あまりにも芯を食った的確な記事の数々に、結局本を購入。40歳前後の方にはおススメ!

    recommend

    サンテプラス フレックスクッション&DVDセット ブラック [その他]
    サンテプラス フレックスクッション&DVDセット ブラック [その他] (JUGEMレビュー »)

    プロ野球チームで一番最初に採用したのは、弘田が興味を持ち当時の千葉ロッテが最初。ずっと使えます!

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM