サッカーのヘディングのリスクについて考える

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     オフ期間中の今、基本埼玉の自宅に滞在しています。セミナーやお仕事もやはり土日に多いのですが、このオフは週末は極力家族イベントを優先して過ごすよう心がけているんです。

     

     長女は中学の卓球部、次女は女子クラブチームにてサッカーを行っています。特に次女のサッカーに関しては送迎やちょっとした練習のお手伝いが求められている部分もあり、「ある時期だけ急によく来る体の事に詳しいお父さん」としてせっせと参加しています。

     

    ヘディングをさせない指導法
     小学校2年のころから入団した次女ですが、最初びっくりしたのが「ヘディングをしない」という方針。指導して下さるコーチがとても勉強熱心な方で、「特に女の子はボールを怖がるし、小さいうちは頭部への影響もあるから、『ヘディングはしなくていいよ』と指導しているんです」とおっしゃっていました。

     

     アメリカサッカー協会は、2015年11月、10歳以下の子どもはヘディング禁止、11〜13歳の子どもにも練習中のヘディングの回数制限を設けることを発表した、というニュースを2016年に読んで、「ああ、勉強熱心なコーチの方で本当に良かったなぁ」と思ったんですよね。

     

     少なくとも埼玉県の女子サッカーのクラブチームではそういった統一した方針が為されているようです。

     

    ヘディングが危険!がイコールではない
     ヘルスプレスのウェブ記事でも、最近の論文研究の結果が詳しく載っていて興味深かったです。


    それがコチラ→サッカーのヘディングで脳に大きなダメージ! 自律神経障害や記憶力の低下のリスクも  http://healthpress.jp/2017/02/post-2834.html

     

     我々トレーナー業に携わる人間や保護者、コーチなども勘違いしてはいけないのは、「ヘディングが危険だ!!」という短絡的な捉え方をしてはいけない、ということですよね。

     

     ウェブ記事の中でも脳震盪様症状が出ている対象者のほとんどが「偶発的な衝撃」を経験しています。空中で競り合って相手の体と頭が接触してしまったり、ボールをキープしている後ろから相手にぶつかられたり、というフィジカルコンタクトの方がより危険度が高いし気を付けるべきなのは当然のことですよね。

     

     「ヘディングは危険だし、小学校の間は一切禁止にしよう!」と一見安全に思える方針を打ち出したとしても、ヘディングのスキルを全く身につけていない状態でいきなり中学のスピード、レベル共に上がったプレーの中で、ぶっつけ本番でヘディングをする状況を考えると、そちらの方がよほど危険、ということになります。

     

     我が家の娘にも、徐々にハイボールに対して怖がらずにダイレクトでトラップする、大きくワンバウンドで弾んだボールを正しいスキルでヘディングをする、といった練習は意識的にさせるようにしています。上手くなってほしい、というよりも、よりリスクなく安全にプレーを続けて欲しいですからね…。

     

    いずれにせよ頭部への蓄積ダメージには慎重で〇
     アメリカサッカー協会の打ち出したヘディングに関する方針は、特に他国においては賛否両論あるようです。しかし映画「コンカッション」でも示されたように、脳に対する衝撃の蓄積ダメージという事に関しては、やはり慎重になるに越したことはないはず。

     

     実際に現在ラグビー現場で働いている自分からしても、改めて脳震盪の怖さを肌で実感しているところです。しっかりとしたガイドラインを設けて微調整をしていく、ということは必要不可欠ですから、弘田としては大賛成。

     

     そのうえで、首の基本的な使い方を指導し強化させることや、選手同士のフィジカルコンタクトに耐えうる「剛性のある」体作りをする、全身を上手く使って衝撃の少ない当たり方の技術指導をする、という考え得る要素を広げて対応する。

     

     専門家であるはずのS&Cコーチやアスレティックトレーナーこそ、この部分の中心になり日本の文化のスタンダードを上げていかないといけませんよね。

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


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