下肢強化であっても注意が必要なデッドリフト

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     今月に入ってスクワットとデッドリフトの順番について、といったブログを書きました。

    それがコチラ→ 「弘田の過ち1:スクワットとデッドリフト」http://yujihirota.jugem.jp/?eid=1080

     

     その関連トピックになりますが、下肢強化として効果抜群のデッドリフトですが競技特性上注意が必要である、という内容を書いてみたいと思います。

     

    高重量を扱うために起きやすい「肩甲骨下制」
     当たり前ですが、両手に高重量のウエイトを持つことにになるデッドリフト。ビッグ3と言われるほど、間違いなく優れたエクササイズではあります。

     

     それでも野球の投手に多く見られるように、肩甲骨の下制と下方回旋が過剰に起きているアスリートに対しては下半身強化が目的であったとしても、高重量のウエイトを手に持たせない方がいいですよね。

     

     上半身のエクササイズ選択や肢位には非常に気を遣っているにも関わらず、下半身に関してはスクワットやデッドリフトを「ごくベーシックなエクササイズ」として無造作に設定しがちです。

     

     この辺りの配慮を見ると、よく関わる専門種目の傾向が分かるもの。名が通ったS&Cコーチの方であっても、野球やバレーボール、水泳などオーバーヘッド系種目をあまり担当したことのない方の作るプログラムは、こういった要素をあまり考慮していないように感じます。

     

     すべてのエクササイズにおいて、両手にかかる重量を気にしすぎる必要はないですが、高重量を扱うデッドリフトは上半身のアライメントに与える影響も大きくなりますよね。

     

     野球の投手は特に通常時も肩甲骨をやや高い位置に保持できるようにさせ、腕が頭上に上がる必要のある時、機能的にあげられるようにしておきたいもの。今の時期のように春季キャンプに入ったタイミングで、チームのストレングスメニューで投手にバンバンデッドリフトをさせるプロ野球チームは皆無のはずです。


     ある程度量を行う中重量のバックスクワットや上前腸骨稜のラインにバーを置いたヒップスラスト、ケトルベルを用いたゴブレットスクワットなどで代用しつつ、デッドリフトに求めるような強化を進めているのではないでしょうか。

     

     

    握力への配慮も必要
     デッドリフトを考えたとき、さらに気を付けておきたいのが「グリップワーク」問題。投手への背中メニューとして重宝しているダンベルでのワンハンドローはもちろん極端な話、バックスクワットにしてもたくさんの握る動作が含まれていますよね。

     

     特に肘に慢性的な障害を持っている選手では、グリップワークが多すぎると、ジム内のエクササイズによって問題を引き起こしてしまう可能性があります。

     

     手術後、投球プログラムの漸進に加えてストレングスエクササイズとリハビリを行っている投手などの場合は、下半身エクササイズであっても握ることによるストレスが蓄積しやすい状態と言えますよね。

     

     現在弘田が担当しているラグビーにしても、スクラムハーフなどボールを捌く機会が多いポジションではチーム練習前のジムでのトレーニングにてあまりにも多くのグリップワークがあった場合、前腕部の不自然な張りにつながりパフォーマンスにも影響が出る可能性もあるわけです。

     

    「今日は下半身寄りのメニューだから大丈夫だ!」


     安直に考えてトレーニング効果や効率だけを考えるのではなく、細かな配慮を持ってプログラム選択していく必要があるはずですよね。野球関係のストレングス&コンディショニングを多く担当している方にとっては、本当に基本的なところにはなるのですが…。

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。


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