「頑張れ」を簡単に使わない理由

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     キューイングというほどのものではなくても、声掛けって奥が深いし、難しいですよね。言葉の持つ力を日々強く感じているだけに、余計に言葉の選択に迷うことが多い気がします。

     

     そんな中、今回は「頑張れ」という言葉について考えを述べていきたいと思います。

     

    簡単に「頑張れ!」を言いたくない
     コンディショニングコーチという肩書きで仕事をしていますから、選手やクライアントに発破をかけることが重要なのは重々承知
    しています。

     

     いろいろな声掛けをしていくわけですが、弘田が意識している言葉が「頑張れ」なんです。

     

     声掛けとしては人気ランキングトップ3には入ってきそうなポピュラーなフレーズですが、弘田自身は現役時代や自分が落ち込んだときにこの言葉をかけられるのが、とてもきつかったんですよね。

     

     心底辛いとき、追い込まれているときに「頑張れ」は残酷な響きに聞こえてしまうのです。

     

    「頑張っているよね」を大切に
     最近、近しい人が心を病んでしまうケースにいくつか直面しました。トレーナー業界やCoメディカル業界もとてもストレスフルな世界ではありますし、基本真面目な人が多いですよね。

     

     聞かなくてもいい文句やいわれもない批評などがSNSなどを通して耳や目に入りやすくなり、距離をあけたい時期にも容赦なくメールやラインのメッセージが追いかけてくるようになった世の中。

     

     真面目な人や自分に厳しい人ほどダメージを受けてしまいやすい世の中のような気がします。

     

     モノは溢れるようになり「物質的な豊かさ」では心が埋められないことに気がついた人たちの幸せの閾値は高くなる一方。常に不安や不満を抱えて攻撃対象を探している人たちが、「優しい人」や「断れない人」、「言い返してこない人」を攻撃する部分がエスカレートしているのだと思います。

     

     特にプッシュする必要のあるトレーニングで選手を鼓舞する際は、もっと必要なのかもしれませんが、悩みや迷いを相談してくれている相手に対して「頑張れ」は必要ないのではないか、と個人的には感じています。

     

     「○○はよく頑張っているよね」、「ここはもうやっているんだから、こういうところはまだ工夫できそうだよね」といった類の声掛けを大切にしてより使うように心掛けているんですよね。

     

     優しくあっても甘くなってはいけませんが、無責任でちょっと無神経に響く「頑張れ!」を発するコーチや大人が個人的には嫌いです。

     

     相手に寄り添った言葉や励ましを自然に送れる、そんな人間でありたいなぁと思っています。

     

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


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