原因特定は簡単でないのが投手の「つり癖」

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     球界を代表する投手になったといっても過言ではないソフトバンクホークスの武田投手。今季はマウンド上での「攣り」が原因でマウンドを降りるケースが出てきているようです。

     

    → 5回5失点緊急降板 ソフトB武田の気になる“つりグセ” https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000036-tospoweb-base

     

    → ホークス武田なぜ頻発? 脚つる原因究明へ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-00010001-nishispo-base

     

     こういった症状、チームに所属するトレーナーやコンディショニングコーチにとっても頭の痛いところ。

     

     弘田も以前所属していたプロ野球チームにて、先発の柱になる投手が投球時の「つり癖」が出たシーズンがあり、本当に頭を悩ませた記憶があります。我々にとっても死活問題ですから…

     

    水分や塩分補給の問題であることはほとんどない
     武田投手のケースのようにピッチングの際に攣るケースは、ほとんどが軸足側のふくらはぎです(右投手なら右足)。同様の症状に悩んでいた、当時の投手も全く同じ箇所の攣りを頻発させていました。

     

     もしも今自分がその現場に居合わせたら…と考えると、当時と比べればいくつか当たりをつけていくことはできる気がします。

     

     武田投手のケースは見ているわけではないので何とも言えませんが、生活習慣や水分・塩分補給などからくる問題ではないはずです。


     こういった症状を一度でも経験した投手は、しっかりとした栄養管理をしており水分や塩分補給にも人一倍気を遣っているケースがほとんどだからです。

     

     一番考えなくてはいけないのは、彼らのピッチングの際の動作特性だと思います。

     

    コッキング期から加速期のエキセントリックな収縮が問題に
     ちょっと専門的な話になりますが、投球動作はいくつかのフェーズに分類されますよね。ワインドアップ期、アーリーコッキング期、レイトコッキング期、加速期、減速期、フォロースルー期。

     

     

     足を振り上げるワインドアップ期から、軸足でプレートを「斜め後方に踏みつけて」できるだけ勢いをつけながら前足を着地するところまで持っていくアーリーコッキング期。

     

     ここから前足を着地するレイトコッキング期から加速期へ。ここでのボールリリースの直前に攣ってしまう。弘田の経験上、このフェーズで攣ってしまう投手がほとんどなんです。

     

     軸足の下腿三頭筋群はこの局面で最も急激に引き伸ばされる「エキセントリック」形態の収縮をするんですよね。もちろんそのメカニズム自体は「つり癖」の出る以前から変わっていません。

     

     一般人の我々が想像している以上に、一流投手の軸足でのプレートへの「押し付け」の力はすごいもの。一球一球、軸足の裏側の筋肉にかかる負担は相当なものなんですよね。

     

     ただ例えば投球フォームの修正や股関節可動域の拡大による投球ステップの拡大(調子がいいときに起こりがちな変化)。

     

     外転/外旋筋力の低下などによる股関節の内転・内旋動作の代償動作の増大(蓄積疲労による変化)。

     

     上半身からのウィップ動作(ムチのようにしなる連動)が今までのように使えないことで、上半身と下半身の「割れ」が不自然となって代償動作が増大(不調なときに起こりがちな変化)。

     

     こういったことが「攣り」に影響している可能性が高いと思います。

     

     投球動作の中に今までと違う部分があり、そのストレスが軸足のふくらはぎに集中して負荷をかけている。そう当たりをつけたうえで、更に細かい仮説をいくつか立てる。

     

     スローモーションで投球動作を昨年までのものと並べて比較し、特にワインドアップ期からアーリーコッキング、レイトコッキング期までを徹底して考察する。

     

     そのプロセスの中で具体的な対策が出てくるのではないでしょうか。

     

    具体的に考えられるアクションは
     武田投手の攣りの原因がまだ明確にわかっていないのであっても、とにかくまずは股関節の可動性を高めるドリルを徹底的に行うべきだと思います。

     

     ふくらはぎに過負荷がかからないようにするためには、体幹部の安定性を高めて股関節の可動性をしっかりと確保しておくのが前提になるからです。

     

     強烈な攣りを一度経験してしまうと、特にふくらはぎのように末端にある筋肉はより攣りやすくなりますよね。患部への治療はもちろん必要ですが、極端に緩めすぎることをせずに、足関節の背屈動作のアスレティックリハビリテーションを増やす。

     

     エキセントリック収縮形態への適応が低い可能性があっても、シーズン後半戦であることを考慮し、側方へのプライオメトリクスやショートダッシュ系のアプローチは最低限とする。

     

     フィットネスの部分の調整に関しては極力ふくらはぎの負担がかからないもので3登板ほどは徹底する。

     

     交感神経優位の状態がより「攣り」を増大させる可能性があるため、試合前のルーティンで激しい音楽などで気分を高揚させるなどしていないかなどもチェック。

     

     一時的であっても、試合前にリラックスする音楽に切り替えさせてみる、呼吸法による筋弛緩法をブルペン入りの際に試してみる、投球間のベンチに戻る際足を高く上げた状態で目をつぶらせておく、タオルを顔にかけて2アウトまでは視界を遮断させてしまう。

     

     技術コーチやトレーナー陣とコミュニケーションを取り、こういった対応を一つ一つ積み重ねていくことが大切ですよね。

     

     高いレベルの速球投手特有の悩みともいえる「攣り」問題。武田投手も歯がゆいでしょうが、一つずつ対策を講じて、あのナックルカーブと速球のコンビネーションで打者を手玉に取るピッチングを見せてもらいたいと思います。

     

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    P.S. この記事を書き終えた後、日本ハムの村田投手の降板のニュースを知りました。

    日本ハム 村田 右ふくらはぎをつり4回1失点で降板

    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170814-00000138-spnannex-base

     

     村田投手のケースの「攣り」の原因が何かわかりません。ただ往々にして普段よりも調子がいい時の方が、軸足の攣りは多いこと。そしてふくらはぎの攣りを経験した次の登板では普段よりも攣りやすい傾向にあります。

     

     村田投手にも次回の登板に向けて、慎重な調整をして備えてもらいたいです…!

     

     

     それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


    大好きなS&C専門家による「適切な負荷と量」の簡単な設定方法

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       合宿も折り返しいよいよラスト2日間。スタッフにも蓄積疲労の様子がありありと見えてきました。正直ここまでのチーム全体の仕上がりとしては物足りず…。1か月後に控えたトップリーグ開幕に向けて、弘田自身は焦りを感じているところです。

       

       夏キャンプを締めくくるクボタスピアーズとの最後の練習試合を、いい内容で終えて手ごたえを感じてインシーズンを迎えたいと思っています。

       

      大好きなS&Cコーチ、Dan. Johnのシンプルな教え
       さて、今日の本題へ。弘田がとても好きなストレングス&コンディショニングの専門家の一人にダン・ジョン氏がいます。まだ直接お会いするチャンスはないのですが、ぜひ一度対面してお話を聞きたいコーチの一人。

       

       歴史や宗教学の修士を持ち、トレーニングに対する見地も独特というかとても哲学的。深みがありユーモアにあふれた彼の考え方に、とても惹かれるんですよね。

       

       そのダン・ジョン氏の最新のブログがとても面白かったのでシェアします。

       

      それがコチラ→ 「Minimalism in the gym」 http://danjohn.net/2017/07/minimalism-in-the-gym/

       

       今回の記事では、とてもシンプルな強度設定の一つのアイディアを提示してくれています。

       

      25レップスを利用した負荷とセット数の設定法
       弘田自身は知らなかったのですが、これはThe Goldilock's methodと呼ばれているもののようです。やり方はいたってシンプル。

       

       自分の行いたいエクササイズを選び、25回行うだけ。これを完遂するのにどれだけの重さで、どれくらいのセット数を要するかを数えなさい、というものなんです。

       

       一セット目が18回、二セット目が7回。こんな感じで25回できてしまったとしたら、それは負荷が軽すぎるわけです。逆に25回を終えるまでに8セット、平均して3回強しか1セットでできないのであれば、その負荷は重すぎると考えます。

       

       25回を終えるのに、3〜6セットぐらいで収まる負荷が一般的には最も効果があるといわれている、とダン・ジョンは提言しています。

       

       さらに、これが常に6〜7セットで行っているとなると判断が非常に難しいところ。強度が高すぎるために回復に時間がかかってしまうかもしれず、オーバーワークになるかもしれません、と続けているんですよね。

       

       ダン曰く、7回、6回、7回、5回。通常はレップ数はこんな風に緩やかな波形で推移するのが自然なこと。数え間違いや、補助者を入れてのスポットでの回数は入れないように注意しましょう。あくまでも純粋なレップ数だけを数えること。

       

       これを週3回3週間続けていきます。合計のセット数を数えてモニターしておき、減って来たら随時負荷をあげていく調節を行う。
      逆に多くのセット数を要しているようならば、適宜負荷を軽くする。

       

       …すごいシンプルですよね?それでいて自己研鑽のためのトレーニングであれば、これで十分に漸進的過負荷がかかっていくのではないでしょうか。

       

       この記事の中ではセット間の休息時間には言及していませんでしたが、一般的なストレングストレーニング同様、60〜90秒という間隔で行うイメージだろうな〜、と弘田は理解しました。

       

       自分自身は、1種目にて25回のレップ数を行う場合は、7、6、5、4、3回というパターンで重量を徐々に上げていくか、ごく単純に5回x5セット、という形式を用いることが多いです。でもこれでは、本当にそれぞれのセットにて自分に必要な重量を適切な数で行っているか、わからないですよね?

       

       シンプルだけどとても納得しやすい今回のアイディア。早速数を数えて記録を取りつつ、自分でも取り組んでみたいと思います。

       

       

      それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

       


      うだるような暑さに思うこと

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         大阪に戻ってきて所属する社会人ラグビーチーム、近鉄ライナーズの練習再開初日となった昨日。湿度が常時85%越えといううだるような暑さとなりました。気温だけでなく湿度が人に与える影響って本当に大きいんだなぁ、と痛感した一日となりました。

         

        湿度が運動強度に与える影響
         まるでプールの中で動いているような、まとわりつくような湿度。初日にしては高強度な練習にはなったものの、全体練習は1時間強で平均的なものでした。

         

         GPSデータもワークレートは高めで、なかなか強度の高い練習が行えていたものの、選手の主観的な疲労度であるRPEは7〜8が平均と相当高めになっていました。

         

         湿度は40〜60%ぐらいが適切といわれていますから、昨日の湿度85%が影響を与えているのは間違いないでしょう。

         

        暑熱馴化を考慮して
         3月末からコンスタントに練習を重ねている選手達ですが、急激に上昇した湿度に対する適応はまだできていない状態。熱中症なども気温がそれほど高くならなくても、湿度が高い場合は発生しますよね。

         

         暑熱馴化(しょねつじゅんか)と言われる、徐々に身体を暑さに慣れさせていく意識はS&Cにとって大切。

         

         まだまだ手綱は緩められませんが、実践での練習を積める北海道合宿を前に無用なけが人は増やしたくないもの。台風の影響から夕方からは大雨も予想されている大阪。ハードな練習日にする予定の本日、厳しさの中に微調整ができるような工夫を組み込みつつ、いい練習をしたいと思います。

         

         このブログを見ている皆さんにとっても暑熱馴化は重要ですよね。暑いからといってじっとしすぎているのも良くありません。

         

         室内でのストレッチや半身浴、可能であればジムのようなところでのエアロバイクなども利用して、適度な汗をかくようにしましょう。その際のこまめな水分補給は忘れずに!

         

         体が適応してくればだいぶこの暑さにも慣れて、普段通りのペースで生活できるはず。ちょっときつい時期ですが、気持ちは元気に頑張っていきましょう!

         


        それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。


        謝罪の姿勢とタイミング

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           専門分野とは全く違うものの世界的なエアバックやシートベルトメーカーであったタカタの欠陥エアバッグに端を発した問題。結果的に経営破たんに追い込まれたタカタの最後の総会の記事を読みました。

           

          それがコチラ→ タカタ破綻、炎上総会の一部始終 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/062700704/?P=1

           

           世界的なメーカーにまで成長していた企業のあっという間の凋落。因果関係は特定できないものの、世界で17名が死亡。そのうちアメリカでは11名が亡くなっている大きな問題のため、重大な過失があったのは間違いありません。

           

           それでもこれだけのスピードで経営破たんまで進んでしまった一番の原因は、初動の遅さと謝罪の姿勢、そして説明責任を果たしていなかったからではないでしょうか。

           

          明らかな過失に対しては一刻も早い謝罪を
           タカタのケースのように大企業ほど難しいかも知れませんが、ミスや過失に関してはどれだけ誠実に素早く対応できるかが最も重要。

           

           トレーニング業界やトレーナー関連職に置き換えて考えてみても、真剣に取り組んでいたとしてもミスや失敗はやはり起きるでしょう。

           

           そもそも完全な正解はないことの方が多く、リハビリ期間のトレーニングやトリートメント、高い効果を目指してギリギリの負荷を予測して課したフィットネスメニューなどは、時期や気温、湿度やグラウンド状況、選手の実際の疲労レベルなどによって、予想通りになることのほうが少ないぐらいですよね…

           

           期待したほどの成果が出なかった場合や、考え得る要素をきちんと網羅した上で起きてしまった怪我の発生などに関しては謝罪というよりは反省をしたうえで、監督やコーチ、経営サイドの方に報告を行う、ということが必要です。

           

           これらはきちんとしたデータや根拠に基づき、時間をかけたうえで報告をすることが大切。

           

           しかし伝達ミスやこちら側の不注意が原因で起こしてしまった問題などは、本来あってはいけないもの。前述したような事例との線引きが難しい案件も多くありますが、ここの見極めが大切ですよね。

           

           きちんと判断し、明らかな過ちやミスがあったと判断した場合は、とにかく早急に誠実に謝ること。これが必要になります。

           

           物事の大小を問わず、謝るべきタイミングを一度逃すと次の機会を捉えるのは難しいし、何分かの遅れが「相手に謝らせられた」印象を与えてしまうもの。

           

           起こしてしまったことの大きさもありますが、大抵の問題は「迷惑をかけた相手側に感情的なしこりを残してしまうこと」こそ最大の損失。感情的な遺恨はその後なかなか消えることができないですし、そういった感情を引き起こした相手から再び信用(クレジット)を得ることは不可能に近いでしょうから…。

           

           

          今回のタカタの事例を通して、説明責任を逸し誠実な謝罪を示せなかった際の莫大なダメージを改めて感じ、自分の仕事にも置き換えて考えてみました。

           

          それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。


          成長のために絶対いるのは「ワクワク」と「ともかくうごこう」

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             所属する社会人ラグビーチームのオフの水曜日、ディレクターを務めるタチリュウコンディショニングジム熊取店の研修に参加してきました。

             

             今回は若手スタッフのパーソナルトレーニングを60分受けて30分フィードバックするという弘田にとっても鬼のような課題でしたが(笑)、全身筋肉痛になりつつ、何とか5人のPTを受けることが出来ました。

             

            何割かのワクワクがないとつまらない
             1日に渡る研修が終わり、21時過ぎから習志野本店からやってきている三浦取締役と、蟹田チーフ、中島常務と4人で食事へ。その中で話になったのが「キャリアや時間、場所を問わずに圧倒的な知的好奇心で学びたい!と思う気持ちが大切だよね〜」ということ。

             

             40を過ぎたおじさんになると、受け身で委縮している若手トレーナーの様子がどうにも歯がゆいんですよね。高いセミナー参加費を払わなくても、ある種「手とり足とり」教えてもらえる知識も経験も豊かなトレーナーが目の前にいる。

             

             …弘田を含め、三浦や蟹田のレベルが今一つ、と思われていたらこちらの責任ですが(苦笑)、この機会に「一つでも多く盗んでやるぜ!聞きたいことが山ほどあるぜ!いぇーーい!!(←サンシャイン池崎風)」ってドキドキしつつもワクワクしないのかなぁ。

             

             数名のトレーナーはちょっと怯えたような雰囲気すら感じられ、上手に可愛がられて一杯質問すればいいのにな〜、と思ってしまいました。

             

             知らなかったことを知り、何がわからなかったかを理解する。さらに知らないことが増えていく。仕事に直結するとか、「〜せねば!」という気持ちはみじんもなくただひたすらワクワクと吸収したい欲求に駆られる。

             

             そんなシンプルなウォンツがなければ自分の関わる業界で仕事を継続し成長していくことは難しい。

             

             トレーナー業界だけでなく、これはどんな仕事に関しても同じなのではないでしょうか。…すごい楽しいことなんだけどなぁ…。

             

            ともかくうごこう
             そんなワクワクをずっと得ていきたい、と思うのであればとにかく動くこと。

             

             それなりのキャリアを積んできたので、ときどき「どんな風に学んでいったらいいですか、どうやってキャリアを積んでいけばいいと思いますか」といった類の質問を受けます。ある種の戦略は必須ですが、とにかく動かないと始まらないよ、ということは必ず伝えています。

             

             ミュージシャンのGACKTさんは若いころ、メンターにこう言われたそうです。

             

            「世の中で結果を出せない人間っていうのは、“知る・覚える・考える・動く”っていう順番で行動する。でも、世の中で結果を出す人間っていうのは、“知る・覚える・動く・考える”っていう順番で動くんだよ」

             

             知ると覚えるはきっかけで、考えてから動くか、動いてから考えるか、たったそのちがいで、人の人生は大きく変わると教えられたんですね。


             そのメンター、「この4つの行動の中に重要なメッセージが隠されてるんだよ」とさっきの漢字をつなげて読んでみろ、と
            おっしゃったそう。それが、「知・覚・動・考=とも・かく・うご・こう」

             

             …出来過ぎたエピソードですが、なるほど!と納得しちゃいました。


             とにかく動け。動いた後にどうするか、“工夫”を考える。その繰り返し。その繰り返しのサイクルが早ければ早いほど結果が出てくるし、成長のスピードも早くなっていく。

             

             このスピードが遅い人は、すごいスピードで新しい情報が入るようになった昨今のトレーナー業界でアップデートし、生き抜いていくことは難しいですよね。

             

             だから、まずは足を止めずにとにかく動きましょう。やっぱり結果が出ていない人の大半は動いていない人なのだと思います。トライ&エラー。

             

             迷って考え続けるよりも、まずは思ったことを片っ端からやってみた方が断然はやい。その反省から自分の目的がはっきりとしてきて、そのために取るべき行動の精度も上がってくるはずですから。

             

             好循環に入ってくると、ワクワクするから自然と動く、動くから新鮮なフィードバックが入り成長スピードが上がる、その変化も実感できるからまたワクワクの要素が広がっていく…という感じになってきます。

             

            そんな良いサイクルで仕事に向かっていけるといいですよね。

             

             

            それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

             


            トレーニング指導って本当に多岐にわたるからこそ大切な経験値

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                6月14日水曜日にティップネス武庫之荘にて、CFSC(Certified Functional Strength Coach)レベル1講習を開催しました。

               

               急きょキャンセルが出て3名での実施となりましたが、広島、福岡、沖縄から参加いただき、本当に内容の濃い時間を過ごしました。予習もきちんとしてきてくださったメンバーだったので、試験では緊張されている様子でしたが無事3名とも合格となり、弘田としても満足できる講習日となったんですよね。

               

              トレーニング指導を包括的に学ぶ機会は少ない
               担当し始めて3年目になりますが、弘田自身は日本国内でCFSCが思ったほど浸透しないのが正直不満なんですよね。

               

               弘田も勉強中ですし興味は尽きない呼吸や評価法など、絞られたテーマを深掘りする勉強ってとっても大切です。それでも実際のスポーツ現場で、自分が深掘りした強化ポイントのみや限局的なトレーニング(ストレングストレーニングやコレクティブドリル、スピードドリルなど)を指導することってほとんどないですよね。

               

               ストレッチであったりダイナミックウォームアップ、アジリティドリルやストレングストレーニング、その中でもプライオメトリクストレーニングとしてのジャンプパターンであったり、メディシンボールを用いたものであったり。

               

               How toだけではもちろん駄目ですが、様々なタイプのトレーニングを包括的に指導できるように練習を積み、経験を重ねていく必要があります。

               

               それにも関わらず日本では、現場に必要な正しいデモンストレーションと適切なキューイング、相手のレベルやタイプに応じて柔軟に工夫できる指導力といったものを体系立てて学ぶ機会ってほとんどないのではないでしょうか。

               

               CFSCを学ぶとこういった面での工夫やフレームワークを実践的に学ぶことができます。特にグループレッスンを持っている人、今後持ちたい人、チーム指導を行っている人にとっては、自分のプログラムに対して「核」となる標準化がシステマティックにできるようになるので、精度も効率性も各段にアップするはずです。

               

              前回行った実技指導の動画を下に入れておきますね。

               

               

               自分が担当していて、現場に携わる人にとっては間違いなくおススメできるコンテンツ。本年度、関西地区に関しては弘田が担当させていただいていますので、関西地区や東海、四国や九州地方の方もぜひ思い切って受講してみてください。

               

              http://www.cfsc-japan.com/schedule/

               

               費用と時間に対して後悔しない学びを得られるはずですので…


               がっちりと宣伝してしまいましたが(笑)、完成度の高い中身は保証しますのでぜひHPも覗いてみてください。

               

               

              それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

               


              向上や成長のために安穏とした環境を作らないこと

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                 今朝はカラッとしていて本当に気持ちのいい晴天。湿度が低い雲のない青空をみると、留学時代の朝を思い出します。

                 

                 あの頃はただ根拠のない少しの自信と抱えきれない不安に押しつぶされそうな日々でした。夜真っ暗になったときに物事を深く考えると、ネガティブな事ばかり考えてしまうことを身をもって知ったのも留学時代(笑)。

                 

                 朝っぱらから手帳を握りしめてオンボロの車に乗り、近くの公園の芝生に座って、自分の「これからすべきこと・したいこと」をひたすらリストアップしていたなぁ…。

                 

                成長したいのなら変化を恐れないこと
                 ずいぶん前ですが、ああ、なるほどなぁとブックマークしていた記事があります。

                それがコチラ→厳しい評価をくれる同僚をあえて近くに置きなさい
                http://www.dhbr.net/articles/-/4624

                 

                 仕事面における向上を望むのであれば、厳しい評価・フィードバックをしてくれる相手と関係を持つべき、というのが行動心理学的見地から書かれていたんですよね。

                 

                 日々の仕事の中ではどうしても自分と似た人、意見の近い人を周りに携えたくなるもの。そしてストレスの少ない職場は嬉しいものですし、そこに安穏としていたくなるのは人間の性ではないでしょうか。

                 

                 弘田の中にも間違いなくそういった要素はあります。それでも「好き!を仕事にした」人間として真摯に仕事に取り組むのであれば、常に向上心を持ち成長を続けていきたいもの。

                 

                 だからこそ、定期的に違う環境に身を置かないとなぁ…と本能的に感じています。

                 

                 カリスマ経営コンサルタントである大前研一さん。大前さんの有名な言葉にも「人間が変わる方法は3つしかない。1つめは時間配分を変えること。2つ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。」というのがありますよね。

                 

                 弘田のようにスポーツ現場に携わりたいものにとっては、成長を望むのであれば職場に安住の地は求めてはいけないはず。緊張感や新鮮味は年を追うごとに薄れてきますし、茹で上がったカエルのような状態になっても誰も指摘してはくれなくなるでしょうから。

                 

                 大前さんの言葉にある3つめの付き合う人を変える、というのは意識の高い人や成功している人、といったニュアンスだったと記憶しています。

                 

                 それでも自分の成長を考えるならば、環境を変えてガラッと接する人たちが変わる、という意味も含めてもいいのではないでしょうか。

                 

                 気持ちのいい朝日を浴びつつ、改めてそんな思いを強くしました。恵まれた今の環境に感謝しつつ、常に変化を楽しめる自分でいたいものですよね。

                 

                 

                それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

                 


                投球制限の効果を語るなら暦年齢ではなく身体形態年齢を考える必要がある

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                  Thank you for visiting here!

                   ピッチングスマート。この指標がメジャーになっているアメリカは、少なくとも学生スポーツとしての日本の野球界よりも進んでいるイメージがあるのではないでしょうか。

                   

                   投球制限が当たり前になってきているアメリカですが、皮肉なことにトミージョーンズ手術を受ける年齢は年々低年齢化しているというのをご存知ですか?

                   

                   アメリカで著名な整形外科医がトミー・ジョン手術を執刀した高校生の数は20年前の年間1、2人から80、90人に急増しているケースもあるのだそうです。

                   

                   有望な子供たちを早期から野球ビジネスとして取り込もうとしている部分もあるアメリカの野球事情、単純にユースの頃から骨や靭帯に対して筋力が強くなり、平均球速が顕著に上がっている事実など。

                   

                   さまざまな要因が投球による故障、それに伴う手術に関わっているはずですから、投球制限に意味がないじゃないか!という安直な結論は避けなくてはいけませんよね。

                   

                   実際に米国のシンクタンクは1999年から10年間で500人近いユースリーグの投手を追跡。その結果、年間100イニング以上投げた子が肩肘を痛める確率は100イニング未満の子の3.5倍であるというデータもありますから、投げ過ぎを予防することは怪我や故障のリスクを下げるのに一定以上の成果を出しているはず。

                   

                   そこで弘田が強く考えているのが、「ジュニアやユース世代への投球制限を効果的に行うのであれば、暦年齢ではなく身体形態年齢をチェックしてから」という点です。

                   

                  暦年齢を基準にするのは個人差が大きすぎて危険
                   成長の度合いは個人差が大きい、という問題点に対してどう具体的に対応していくか試行錯誤してきました。

                   

                   これまでは自分の経験則に頼った指導しかできなかったのですが、小俣よしのぶさんのセミナーを数回受講する中で、この身体形態年齢という考え方を学びました。

                   

                   両親の身長を考慮してKR2法やKR3法といわれる算出方法を使い、その子の最終的な身長を予想。1年間に10竸板垢伸びる時期をPHV(Peak Height Velocity)と捉えて、PAH(パーセント成人身長)という最終身長に対しての到達度合を調べる。

                   

                   暦年齢ではなく身体形態年齢をそこから判断し、その年齢を基に投球制限をかけていく、というような一工夫。子供の数がますます減少していくこれから、ユースからジュニア世代には非常に重要でしょう。

                   

                   …ちなみにこの辺りの話も今週末日曜日、6月11日のBBC主催「野球の現場で使えるコンディショニングセミナー2017(大阪府堺市)」でもご紹介していきます。

                   

                   ギリギリになって参加できるスケジュールになった方は是非ご参加ください。

                  詳しくはコチラ→http://www.baseball-com.jp/75/1884.html

                   

                  子供の指導者こそ高いレベルが求められる
                   今改めて感じるのは、成長段階にある子供の指導者こそ大人に対する指導やコーチの数倍も難しい、という事実です。

                   

                   指導者には子供一人ひとりの発育度合いを判断し、身体の発達の違いを判断し対応する必要があるからです。

                   

                   そしてこの時期特有の怪我リスクに対する一定の知識も必要。

                   

                   技術的にまだ投げ方が未熟な投手には、将来リスクが少なくいい球を投げられるように40〜50%の力でも一定量を投げさせる時期も必要でしょう。それに対して、投げ方は綺麗だが身体能力として投球制限をする必要のある投手も相当数ますよね。この辺りの見極めと線引きもしなくてはいけません。


                   極端な表現ですが中学生ぐらいまでの野球選手達であれば、勝利至上主義でないのであれば野球が大好きで経験者のアスティックトレーナーやS&Cコーチが指導者になった方が、大器晩成型の選手を多く輩出できる可能性が大きいとさえ思っています。

                   

                   一回のブログでは書ききれない大きなトピックではありますが、「暦年齢で投球制限をする」だけではざっくりとし過ぎていて期待するほどの効果は得られないんじゃないかな〜、と考え今回のような記事を書いてみました。

                   

                   皆さんはどんな風にジュニア期の野球指導を考えていますか?

                   

                   

                  それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

                   


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