運動体験を通してこそ運動スキルが身につくということ

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      我が家の小6の次女。女子サッカーチームに所属する彼女、中学で入るクラブチームを決めてきました。なかなかしっかりとした、そのクラブチームから新人選手たちへ課題が。

     

     軽い助走から片足で跳びあがり、高さの頂点でボールキャッチをする練習を行うように、というものでした。走る、切り返すといった動作は得意なものの垂直方向への動きはまだまだ不得手な彼女、片足ジャンプが上手くできません。

     

     それに加えて高く上げたボールを頭上でキャッチすることも、そもそもボールの真下に入ることができていない様子。

     

     こりゃあ確かに指導したくなるよな、という不格好なものでした。

     

    運動体験を多くさせることが王道
     言葉の定義づけって重要。ここ2年ほど学ばせていただいている小俣よしのぶさんのオンラインセミナーなどを聞いていてそのことを痛感しています。

     

     そもそも「運動スキル」とはどういうことか。これを小俣さんは「身体活動のためのコツなどを含む熟達した能力」とおっしゃっています。それに対する運動体験。体験は「何かを主体的、自主的に関わり、感覚などをとおして意識として感じられること」と考えられます。

     

     自らの意識の赴くままに、体と感覚を通して想像力や創造性を駆使して、できる/できない、楽しい/つらい、簡単/きつい、速い/遅いなどを経験すること。これこそが運動体験なんですよね。

     

     意図的に作られていない物事を「感情」や「五感」を交えて、工夫しながら経験していく部分が肝(キモ)なわけです。

     

    自主性・主体性がポイント
     そう考えると、今回私の次女が与えられた課題も意図的に作られたプログラムです。指導者の方からすれば、「空中にあるボールの位置を正しく把握し、タイミングよくジャンプすることでヘディングなどの競り合いのイメージを高めさせたい」という意図があるのでしょう。

     

     専門家の端くれとして、この動きができたからといってサッカーのスキルに転換する可能性は低いだろうなぁとは感じました。


     それでも「こういった要素を高めるためには、まずこんな動きを習得してほしい」という明確な意図が指導サイドから出ていること自体が素晴らしい。「ちゃんと飛べ!」じゃ指導しているとは言えませんから、こういった指示はありがたいこと。

     

     さらに今回はこの課題に対して「なかなか上手く出来ないからできるようになりたい!」と次女が自主的に依頼をしてきたということもポイント。完璧に自由な環境下でトライしているものではないものの、自主的・主体的に取り組んでいれば向上する可能性はあるはず。

     

     そう考えて、娘と二人で1時間ほど自主練習をしました。

     

    疑似でもいろいろな動きや感覚を体験させたい
     コツは「感覚」であり教えられるものではない。だからこそ本人の感覚が出てくるような分習法を工夫しつつ教えてみました。

     

     「これ、言われた通りの動きじゃないけど…?」とちょっと不安げな娘に対して、「大丈夫!こんな感じがだんだんつながっていくから!」という雑な答えでやり過ごし終了。

     

     それでも彼女なりのイメージを楽しみつつもつかめたようなので、充分有意義な時間になったと思っています。

     

     運動指導ってきちんと取り組むと本当に難しい。ジュニア世代に対する指導であればなおさらです。だからこそしっかりとした知識を持って責任と自覚を持って教えないといけませんよね。

     

     良かれと思って行って逆効果になってしまう事例が世の中にはあふれているのですから。今後も真摯に学びを続けていかないといけないですね…。

     

     

    それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

     


    タバコの本当のリスクはこれだけある〜「ブリンクマン指数」で発がんリスクをチェック!〜

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       大阪から帰京した3連休。最終日には娘たちの強烈なリクエストにより、家族4人でカラオケへ。某「まねき〇こ」を利用したのですが、2017年9月より東京、神奈川、千葉、埼玉の4県は完全禁煙になったとのこと。

       

       築11年目に突入したマイホームでは、お客様を含め一本もタバコ利用のないほど徹底した嫌煙家である弘田家。こういった家族にはありがたい時代になってきたなぁ…としみじみ。

       

       1999年に渡米し3年ちょっとの留学生活を終えて帰国時。禁煙ゾーンというのに平気で煙がモクモクと入ってくる喫茶店に心底驚き、アメリカナイズされた自分の感覚を思い知りました。

       

       あれから15年が過ぎ日本でも受動喫煙のリスクはほとんどなくなりました。素晴らしい風潮に安心しつつも、この国の愛煙家の人々が本当に「タバコのリスク」を知っているのか、心配でもあるんですよね。

       

      少なくとも15種類のガンのリスクファクターに
       IARC(国際がん研究機構)や国立がん研究センターによれば、肺がんのほかにも、鼻腔・副鼻腔のがん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、肝臓がん、腎臓がん、膀胱など尿路系のがん、子宮頚がん、卵巣がん、骨髄性白血病。

       

       喫煙が合計15種類のがんのリスク因子となっている事実を発表しています。

       

       特に相関性が高いといわれている肺がんは、喫煙によって男性は2.4倍、女性は2.8倍リスクが高まります。さらに詳しく肺がんリスクを知るための簡易チェック、「ブリンクマン指数」ってご存知ですか?

       

      ブリンクマン指数…「一日の本数」x「年数」

       

       上記の指数で表され、一日15本吸う人が10年間喫煙を続けた場合は150。20年吸っていても一日3本で済んでいる人は60。当然数値が高い方がリスクも高いわけで、より注意が必要となるんですね。


       日経ビジネスオンラインに喫煙に関する記事があり、私も初めて「ブリンクマン指数」に関して知ったんです。

       

      それがコチラ→ http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/091200163/091200001

       

       受動喫煙や末期がんの苦しさを考えると、「リスクは承知していて吸っているんだから俺の勝手でしょ!」というロジックは通用しない。強い表現になってしまいますが、喫煙リスクの深刻さを知れば知るほどそう感じます。

       

       国にとってはたばこ税による税収が大きく魅力的なのでしょう。それでも諸外国のようにポルノ税(どこまでをどのように徴収するかが難しいでしょうが)をとることなどで充分カバーできるはず。

       

       まずは国をあげて禁煙が進んでいくような対策が必要でしょう。その手始めとして受動喫煙禁止法が可決され、より喫煙が困難になる状況ができてくればいいですよね。

       

       

      それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

       


      選手の不平不満を聞くのも大事なコミュニケーション

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         トップリーグが開幕し約1か月。一たび公式戦がスタートするとチーム全体が公式戦中心となっていきます。当然のことなのですが、どうしてもレギュラーメンバーと試合に入れないメンバーとの温度差は大きくなってくるもの。

         

         ノーゲームメンバーはモチベーションの維持が難しい中、私が担当しているStrength & Conditioning部門(S&C)では一層のハードワークが求められるわけで、身体的だけでなく精神的にもきつい時期に入っています。

         

        「中心にいない」ことに慣れていない
         毎年この時期になるとつくづく感じるのが、「ここにいるメンバーはラグビーにおいてエリート集団なんだなぁ」という当たり前の事実。

         

         学生時代に所属していたチームやリーグのレベルの差はあるものの、皆チームの中心を担い続けてきた選手ばかり。ざっくり言うと「自分がメインでない」状況に慣れていないなぁ、と感じるんですよね。

         

         S&Cチームとして提供するストレングストレーニングやフィットネスプログラム。もちろん完璧でなく選手側からすれば、理不尽であったり科学的に考えて?というタイミングのときもあるのはわかります。

         

         疑問や不満が出て、その声をあげる。これ自体は健全だし必要。日本でトップレベルのラグビー選手たちが、納得できなかったり不満に思っている部分を担当者に伝えてくれなかったら、そのほうが問題ですからむしろありがたいです。

         

         それでも実際に選手の声を聞いて実際に感じるのは、まぁ8割方は「ただの愚痴」だということ(笑)。

         

         選手自体も半ば自覚していて「わかっちゃいるけど、言わずにおれない」という感覚なのがほとんど。それ以上に「こんな気持ちも察してほしい」というわかってもらいたい気持ちの方が強いんですよね。

         

         そんな感情も加味しつつ、できる限り耳を傾けるようにしています。

         

        不満を聞くこともトレーナー業に必要なコミュニケーション

         聞き流すのではなく、しっかりと不満や意見の内容を聞き「何を求めているのか」を理解すること。これ、メディカル部門だけでなくトレーニング系のトレーナー業にも大事なコミュニケーションスキルですよね。

         

         技術コーチと選手の間で板挟みになりやすいトレーニング部門。自分自身のメンタルが弱っていることも多いですが(笑)、できるだけ波を作らずに選手の声に耳を傾けるよう心がけています。

         

         よく冗談で「俺の報酬の項目に『選手から愚痴られる・恨まれる料』が10%ぐらいの割合で含まれている」と言いますが、実際にそんな風に考えています。


         なかなかストレートに感謝されたり、喜ばれるポジションではないS&C部門。だからこそ重圧をかけ続けるギスギスとした関係ではなく、選手が「必要なことだから信じて前向きにやろう!」と感じられる文化を創っていけたらいいなぁ、と思っています。

         

         

        それではまた、お会いしましょう。弘田雄士でした。

         


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